Think Webby

Thinking around from the webby point of view

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しばらくブログを書くことを怠っていたのですが、再開することにしました。

以前は、気になったWebプロモーションや広告クリエイティブ、読んだ本や観覧した展覧会などのメモ代わりとしてブログを書いていたのですが、ここ1年以上はほとんどTwitter上への投稿を日ごとに自動的にまとめただけのものとなってしまっていました。再開にあたって、この新しいブログを作ることにしました。

この数年間での Twitter や Facebook をはじめとしたソーシャルサービスの浸透が、私たちの情報摂取行動のありようを変えたことは明らかです。
ソーシャルグラフ上で一次的、二次的、あるいはそれ以上の隔たりにある数多くの人によって膨大な情報がソーシャルメディア上に発信され、それら膨大な情報は、やはり自分のソーシャルグラフ上にいる興味・関心を共有している知人・友人たちのセンスによってフィルタリングされて、私たちに届くようになりました。ある意味において、質的にも量的にも向上した情報摂取を可能にする仕組みが実現されたともいえます。
たとえば、関心のある領域において周囲の人々が重要とみなしたトピックは、同時的に、あるいは時にいくらかのタイムラグを持って、さまざまな人によって至るところでポストされることが一般化したため、現在ではそうしたトピックを見落とすようなことはずっと少なくなったと思います。

しかし一方で、このソーシャルな情報流通経路のなかで、私たち自身はパッシブな役割を引き受けてしまったのではないかとも感じます。
せっかく独力で収集するには膨大すぎる量のなかからふるい分けられた大事な情報を受け取っているものの、とかく私たちはそれをただリツイートしたりするだけに留まってしまっています。「私はその情報に関心を寄せた」というサインを残すのみで、その一歩先に踏み込まなくなってしまっているのが、ソーシャルな情報流通網に参加している私たち多くの人の態度なのではないかという気がしています。

このブログでは、受け取った情報を少し立ち止まって考えてみることを心がけようと考えています。
“Think Webby” というタイトルは、「Webのことについて考える」という意味と、ソーシャルグラフなどの経路を伝って届けられた情報と情報とをつなぎ合わせて絡めて考える――つまり “web” の本来的な意味である “クモの巣” に近い意味合いで「Web的に考える」ということを意識しています。


[Summary]
Popularization of social services such as Twitter and Facebook clearly changed our information collection style. Since people in our own social graph pick up much information and information are filtered while delivered on and on the social graphs, our information collection must have got better both quantitatively and qualitatively. But we may become much passive player than before because of the convenience in such environment. Trying to be in this social information distributing network actively, decided to restart blogging.

Written by shungoarai

5月 8th, 2011 at 2:00 am

Posted in misc

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